●睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは ●生活習慣病・交通事故との関連 ●原因 ●検査 ●治療
アメリカで行われた研究で驚くべきデータが出ています。1時間当たりの無呼吸数が20回以上の重症の方は、無治療のままで放置すると9年後には心臓病、脳卒中、交通事故などの原因で10人に4人お亡くなりになっていたというのです。軽症の方と比較してもその差は歴然です。(以下データ参照)
また、近年、アメリカで行われているSASと生活習慣病の研究調査によると、正常な方と比較して、SAS患者さんは、高血圧は2倍、心疾患3倍、脳卒中は4倍、糖尿病は1.5倍発症する可能性があがるといわれています。
交通事故については、飲酒している人より重症のSAS患者さんのほうがハンドル操作ミスが多いというショッキングなデータもあります。日本でも平成13年度の道路交通法改正で、眠気を訴える疾患に罹患していて、治療を受けていない方には運転免許の発行、更新をしないことになりました。CPAP療法などの適切な治療をすれば、これら症状はコントロールできます。快適な生活を送るためにも適切な治療をうけましょう。
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